-
我が家のユニットバス排水溝つまり奮闘記
「またか…」休日の午後、シャワーを浴びていたら、足元にどんどん水が溜まってくることに気づきました。ユニットバスの排水溝つまりです。我が家では年に数回発生する厄介なトラブルで、そのたびに頭を悩ませていました。最初は、いつものように排水溝のフタとヘアキャッチャーを外し、見える範囲の髪の毛やヌメリを取り除きました。ギトギトした感触にうんざりしながらも、これできれいになったはず、と水を流してみましたが、やはり流れは悪く、ゴポゴポという不穏な音がするばかりです。「これは奥の方で詰まっているな」と直感しました。次に試したのは、市販の液体パイプクリーナーです。ドラッグストアで強力そうな製品を選び、表示通りに排水溝に流し込みました。そのまま夕食を済ませ、一時間ほど放置。期待を込めて水を流してみると、わずかに流れは良くなったものの、完全には解消されていません。「もう一本使うか?」と迷いましたが、同じ成分のものを連続で使うのは良くない気がして踏みとどまりました。そして、最終兵器のラバーカップの登場です。浴槽の排水口のフタをしっかり閉め、シャワーで排水溝に少し水を溜めます。ラバーカップを排水口に密着させ、渾身の力を込めて「スッポン、スッポン!」と繰り返しました。何度か繰り返すうちに、ドゴゴゴ…という大きな音とともに、シンクの水が勢いよく吸い込まれていくではありませんか!「やったー!」と、思わずガッツポーズ。あの詰まりが解消された時の開放感は、何物にも代えがたいものがあります。しかし、この勝利も束の間、数週間後にはまた流れが悪くなり始めました。根本的な解決にはなっていないことを痛感し、今度は定期的な予防ケアを心がけることにしました。月に一度はパイプクリーナーを流し、入浴後は必ずヘアキャッチャーの髪の毛を取り除き、熱めのお湯で排水溝を洗い流す習慣をつけました。この一連の奮闘を通して、ユニットバスの排水溝つまりは、一度解消しても再発しやすい厄介な相手であること、そして日頃の予防ケアが何よりも重要であることを学びました。今では、以前ほど頻繁につまることはなくなり、快適なバスタイムを送れるようになりました。